夜空を彩る星座はいくつあるか知っていますか? 昔はたくさんありましたが、1922年、世界中の天文学者でつくる国際天文学連合が88と決めて今年で100年。今回はこども科学館(和歌山市寄合町)の中野満里子さんに夏の星座やプラネタリウムについて聞きました。

スクリーンは天井

 

こども科学館のプラネタリウムは、星座と一緒に和歌山市役所からの夜景を映せます

 こども科学館4階のプラネタリウムでは、その日に見える星や星座についての説明を聞くことができます。1年365日、好きな時間の星空が、直径12㍍ある天井のドームスクリーンに映し出されます。

 今年の8月10日を例にみると、真上には〝夏の大三角〟。はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイル、こと座のベガを結んでできる三角形です。南西にはさそり座、北西には北斗七星も見えます。

 

火星に土星、木星も

中野さんの後ろにあるのが、約9000個もの星を映せる投影機

 この日は火星、土星、木星も楽しめます。「火星は12月にかけて少しずつ明るくなりますよ」。見る日や季節によって、同じ星でも明るさが違うんですね。

 中野さんは「プラネタリウムで星や星座に興味を持った後、おうちの人と一緒に夜空を見上げ、星座や惑星を探してみてくださいね」と呼びかけています。

 

 

 

 

 

 

 

こども科学館でポケモンの番組上映中

 星に関する説明の後はプラネタリウム番組が流れます。夏休み中は、午前11時、午後1時、2時の部が「ポケットモンスター オーロラからのメッセージ」、3時半の部が「アースシンフォニー 光と水が奏でる空の物語」です。入館料とプラネタリウム観覧料合わせて、小中学生300円、大人600円。㊊休み。こども科学館(073・432・0002)。

(ニュース和歌山/2022年8月6日更新)