初公開の晩花作「都をどり」

 4月17日㊐まで、和歌山市吹上の和歌山県立近代美術館。
 日本画、洋画、彫刻、版画など1万点以上を所蔵する同館。この中から高井貞二、村井正誠ら県とゆかりの深い作家や、佐伯祐三など近代日本美術を代表する作家の作品を交え、近現代美術の流れを紹介する。
 特集展示は1889年に田辺市に生まれ、1918年に京都で国画創作協会を創立、斬新な日本画を発表した野長瀬晩花。若き日の晩花が、京都で当時主流だった円山・四条派の写生を脱し、ポスト印象派などの影響を受け、先鋭化していく様子を見る。
 午前9時半〜午後5時。㊊休み。350円、大学生240円、高校生以下と65歳以上無料。同館(073・436・8690)。 

 

(ニュース和歌山/2022年2月19日更新)