…ただただ、残念です。JFL昇格へ3位以上に入らなければならなかった10月の全国社会人サッカー選手権。常葉大学浜松FCとの1回戦、PK戦で敗れました。勢いあるイケイケのサッカーで押してくる相手に対し、受け流すぐらいの余裕があれば良かったのですが、初戦の硬さ、昇格へのプレッシャーからか、常にリードを許す苦しい展開に。1─3から試合終了直前に追いつく粘りは見せましたが…。

 年内の公式戦はKSLカップが残っていますが、チームは来年に向けて動き出す時期になりました。僕たち選手にとっては、残留するのか、移籍するのか、あるいは引退する選手もいるでしょう。それぞれが頭を悩ませていると思います。

 そんな中、5年間、チームを率いてきた坂元要介監督の契約満了が発表されました。初めての関西リーグ優勝、初めての全国社会人サッカー選手権優勝、アルテリーヴォの選手で編成した和歌山県チームで初めての国体出場など、チームにとっていろいろな〝初〟に導いてくれた監督ですから、JFL昇格も一緒に成し遂げたかった思いは強かったのですが、達成できず、選手として申し訳ない気持ちで一杯です。

 トーナメントで行われるKSLカップは、決勝まで勝ち進めば残り3試合です。最後に坂元監督を胴上げするため、今年でチームを去る仲間を笑って送り出すため、そして2019年をサポーターの皆さんと共に笑顔で終え、来年こその昇格につなぐためにも、優勝で締めくくりたいと思います。

写真=坂元監督(右)を胴上げで送り出すため、今年最後の大会、KSLカップは優勝を目指します!

 

【10月の公式戦結果】

KSLカップ1回戦
○2─1 セントアンドリュース

全国社会人サッカー選手権1回戦
●3─3 常葉大学浜松FC
 (PK1─4)

(ニュース和歌山/2019年11月2日更新)