10月3日、今年の関西リーグが終わりました。全7試合中4試合を終えた段階では2勝2引き分けと無敗でしたが、最後3試合で計13失点を許し、3連敗…。最終順位が8チーム中6位だったことは自分たちの力不足です。試合の終盤のような苦しい時間帯での失点を許さず粘り切る部分や、追加点を決め切り、より試合を優勢に進めるところなど、まだまだ修正しなければならない点が多く残ってしまったと感じています。

 しかし、28日の天皇杯3回戦では、リーグ戦で0─5と大敗を喫したティアモ枚方相手に、これまで浮き出た課題で改善できた点が多くありました。その結果が、逆転勝利につながったのではないかと思います。

 この試合の延長後半、林祥太の決勝弾は心に刺さるものがありました。3月の練習試合で肋骨(ろっこつ)を折り、さらに新型コロナウイルスによる練習自粛期間明けのトレーニング中にはひざを負傷。満足にプレーできない時間が長かった中、懸命にリハビリや治療に取り組む姿を間近で見てきました。そういった選手が報われ、結果を残すことに心を動かされました。

 選手としてプレーできない時間は歯がゆいものですし、精神的にも難しいところがあるのですが、復帰戦でそれらの思いをぶつける〝渾身(こんしん)の一撃〟だったと思います。

 今シーズン、残る公式戦は天皇杯のみ。12月の4回戦まで1ヵ月、少しでも成長して臨めるよう、日々のトレーニングから突き詰めて取り組んでいきます!

写真=ケガからの復帰戦、林の決勝弾はしびれました!

 

【10月の公式戦結果】

関西リーグ1部
第7週 ●2─4 ラランジャ京都

天皇杯
3回戦 〇3─2 ティアモ枚方

(ニュース和歌山/2020年11月7日更新)