《回答者》
◆整形外科
貴志川リハビリテーション病院
手・足の外科センター
整形外科専門医  手外科専門医
谷口 泰德副院長・センター長

 足の親指の爪が食い込んで痛む病気には、巻き爪(まきづめ)と陥入爪(かんにゅうそう)があります。巻き爪とは、爪自体が丸く湾曲して爪が皮膚に食い込んで痛みがでます。進行すると腫れ、赤み・出血がみられます。病気で寝たきりの人、車イスの生活をしている人は巻き爪になることが多いです。このような歩行しないで足の親指に力が加わらない状態が続くと、爪はどんどん湾曲していきます。年齢とともに進むこともあります。

 陥入爪とは、爪のカドが皮膚に刺さっている状態をいいます。巻き爪と違って爪が湾曲することはありません。爪が食い込んだ状態が長く続くと腫れや出血がおこり、傷口から感染し化膿することがあります。原因は爪の切り方で、深爪と爪のカドの切りすぎです。窮屈な靴やスポーツによる刺激も原因になります。

 治療はいろいろあり、鎮痛剤抗生物質の服用、爪のカドと皮膚の間にコットンを詰める方法、手術などがあります。原因、症状、爪の状態に合わせて行います。巻き爪・陥入爪の予防には足の親指の爪を短く切りすぎず、爪の周囲を丸く切らないようにすることが大切です。詳しいことは整形外科専門医などにご相談ください。

(ニュース和歌山/2023年1月28日更新)