集大成として迎えた全国地域チャンピオンズリーグは、グループリーグ敗退。2023年のアルテリーヴォ和歌山は、これでJFL昇格への闘いの幕を閉じました。

 彦根の地、ゴール裏には緑のサポーター。ホイッスルが鳴ると、夢中で今すべきプレーに集中する。この非日常といえる105×68㍍の空間で一人ひとり、今後の人生を大きく左右するとの覚悟を持って、プレーできる幸せ。この一年、この日のためにいくつもの犠牲と想いを背負い、その責任を感じて選手はピッチに立ちました。

来年こそサポーターの皆さんと喜びの涙を流せるように…

 しかし、敗退が決まった時、最善の準備をして挑んだにもかかわらず、結果という現実を受け入れなくてはいけない悔しさと共に、こうも一瞬で消えてしまうのかという喪失感と儚(はかな)さを感じました。

 ただ、次に向かって歩んでいかなくてはなりません。これからの人生、もっとたくさんの経験があると思います。サッカーだけではありません。チーム全員、この喪失感、悔しさを忘れる事なく、次に向かって力強い一歩を踏み出しています。もう一度、自身を見つめ直し、周りの支えや力に感謝して、自分の価値を高める事。各々がこの経験に、何を感じ、何を得たのか。

 このメンバーで闘えるのもあとわずか。引き続き、チーム、選手の後押しをして頂けると幸いです。ここまで熱い応援、本当にありがとうございました!

【11月の公式戦結果】

☆THE KSLアストエンジカップ1次リーグ
第3戦 ○5─0 高砂ミネイロ

☆全国地域チャンピオンズリーグ
第1節 △0─0 福井ユナイテッド
第2節 △0─0 ジョイフル本田つくば
第3節 ●1─4 BTOP北海道

(ニュース和歌山/2023年12月2日更新)