飼育員の卵 奮闘中!

 動物園の仕事は動物飼育やイベント業務がメインですが、年に数回、インターンの受け入れも行っています。やって来る学生たちは動物専門学校に通う飼育員の卵。彼ら彼女らは、学校で飼育の基礎や接客、イベント作りなどをしっかりと学んでいますので、インターン研修では、〝動物園のリアル〟を体験してもらうようにしています。いくつか紹介します。

 1つ目は、スタッフと一緒に園舎に入り、掃除のやり方をはじめ、動物との距離感や健康チェックの方法を学びます。2つ目は、治療方法や動物に合わせた投薬、薬の名前、効果を覚えます。3つ目は、お客さまに、動物についての説明やイベント案内などを行う接客業務です。4つ目はイベント運営です。スタッフは動物とのふれあい体験などで、動物がお客さまに危険な行動をしないか、また逆に、お客さまが動物にとって良くない行動をしないか、確認、声掛けを行いますが、そのやり方を実際のイベントで身につけていきます。その他にも、動物の飼育環境をよくするために、土入れや木の伐採、ネット交換などもします。新しい知識を吸収しつつ、力仕事まで行うのは大変ですが、学生たちは必死に見て、質問し、調べて頑張っています。そんな一生懸命な姿に接すると、もっと教えてあげたい気持ちが湧いてきますし、私たちも初心を忘れず、いつまでも学び続けることが大事だと痛感します。

今回の担当:湯浅真波さん

 2週間ほどの研修が終わると、学生たちは学校に戻ります。そして、他の動物園や水族館に研修に行くでしょう。皆さまが遊びに行く動物園にも、研修生がいるかも知れません。もし見かけたら、優しく見守ってあげてください。

(ニュース和歌山/2026年5月16日更新)