情報化を促進させ和歌山活性化に生かそうと、1986年に立ち上がった民間団体「WIN(和歌山高度情報ネットワーク政策研究会)」が30周年を迎えた。代表を務めるサイバーリンクス社長の村上恒夫さんは「国土軸から離れ、経済発展から取り残されるようになった和歌山を、物理的距離を問わない情報化社会にうまく乗せていければと発足させた会。当初の思いをさらに発展させていきたい」と語る。

160709_win 和歌山県立桐蔭高校の同級生8人で設立したWIN。この研究会が始めた流通業向け情報サービスは、昨年、東証1部上場を果たしたサイバーリンクスが、インターネットを通じて発注や売り上げ管理などができる「流通クラウドサービス」へと発展させている。  和歌山県内で学ぶ外国人留学生の支援にも積極的で、91年に設立した「WINコンコード」は企業見学会や交流会を定期的に開き、生活用品の貸し出しも行ってきた。これまでサポートした留学生は約1000人になる。

 WIN30周年、WINコンコード25周年を記念し、6月19日に和歌山市で開いた感謝の集いには、約100人が出席。WINコンコードの中谷公子事務局長は「『日本に、そして和歌山に来て良かった』、そんな思いで卒業してほしいとの気持ちは昔も、今も、これからも同じ。和歌山の方と深く接する機会を増やしていきたい」と話していた。

(ニュース和歌山2016年7月9日号掲載)