鱧(ハモ)と菓子で海南市をPRする「鱧の街・菓子の街 海南プロジェクト実行委」が7月30日(土)午後5時、JR海南駅前で「鱧&地酒フェスタ」を初めて開く。地元料理人が腕を振るった創作料理と地酒がずらりと並ぶ。リーダーでレストランシャンボールの前田洋三さんは「料理人が工夫を凝らし、和風、洋風、エスニック風の鱧料理を完成させました。鱧は色んな食べ方で楽しめる。身近に感じてほしい」と笑顔を見せる。

16071302_hamohamo 同プロジェクトは飲食店経営者や市観光協会、住民らで昨年4月に結成した。京都の料亭でも使われる高級魚、鱧が同市下津町の戸坂漁港で水揚げされることと、菓子の神様をまつる橘本神社が同町にあるのにちなみ、鱧、菓子のグループに分かれ、名物になる土産品の開発や歴史勉強会に取り組んでいる。

 鱧グループは、レストラン、割烹(かっぽう)、食堂の料理人10人が、加工技術の講習会と新商品開発、試食会を重ねており、フェスタでは完成品を披露する。たこ焼きやフライ、いなり寿司、照り焼きなど鱧を使った創作料理を12店が販売する。

 ハモカツバーガーを提供するレストラン一木の一木謙三さんは「淡白でどんな料理にも合います。地元の人にこそもっと知ってもらいたい」と力を込める。  また、海南の酒造会社5社の地酒を1ショット100円で飲めるほか、10社の鱧料理を詰めたプレートを100個限定で販売する。プレートは1000円で、前売券はJR海南駅内海南市物産観光センターと下津商工会議所で販売。6時と7時半に鱧の解体ショーもある。 同会議所(073・492・4300)。

(ニュース和歌山7月13日号掲載)