砂山小 澤和樹さんコンサート

161105_sunayaama 和歌山市出身のヴァイオリニストで東京芸術大学の学長、澤和樹さんのクラシックコンサートが10月21日、同市砂山南の砂山小学校で行われた。体育館に響く優美な音色に、全校児童345人と保護者が聴き入った。6年2組の小浦治斗(はると)くんは「初めて生のヴァイオリン演奏を聞いた。すごく高い音から低い音まで出ていて、どの曲も素晴らしかった」と瞳を輝かせていた。

 子どもたちが一流の音楽にふれる機会をと、鎌田卓子校長が国内外の演奏会で活躍する澤さんに依頼した。黒い衣装で登場した澤さんは、クライスラー『愛の喜び』やマスカーニ『アヴェ・マリア』などクラシックの名曲のほか、滝廉太郎『荒城の月』、成田為三『浜辺のうた』といった日本の曲を含む10曲を披露。それぞれの曲が作られた国の文化や言葉、澤さん自身の曲との思い出を語った。

 鳴り止まない拍手の後、アンコールでは映画『もののけ姫』のテーマ曲を演奏した。6年2組の矢田大輔くんは「ヴァイオリンを弾く指の動きが細かくて驚いた。耳で聴いても、目で見ても楽しめた」と興奮していた。

 最後に、子どもたちは感謝の気持ちを込めて『ありがとう』(若松歓作詞)を合唱した。澤さんは「みんな最後まで静かに聴いてくれた。合唱は胸が熱くなりました。今日のことは一生忘れません」と話していた。

(2016年11月5日号掲載)