和歌山市観光協会はパンフレット『四季百景』の春号「花百彩」から、2つの新企画をスタートさせた。

 まず、「学芸員が教えます!あなたの知らない和歌山城」では、水を確保して天守閣の御台所(みだいどころ)に運ぶために造られた埋門(うずみもん)に注目。和歌山城整備企画課の学芸員と、市の観光キャンペーンスタッフアゼリアとの対話形式でわかりやすく解説している。

 もう一つ、「和歌山市生まれのひと・もの・コトストーリー」では粘菌研究に打ち込んだ世界的な博物学者、南方熊楠を取り上げた。

 市観光課の松林出(いずる)さんは「市内の人にも、違った目線から新しい発見をしてもらえたら」と話す。

 同市の観光案内所などで配布し、同協会HPでも公開中。

(ニュース和歌山より。2017年4月12日更新)