ねらうはベスト8以上

 「JFA全日本U─12(12歳以下)フットサル選手権大会」に和歌山県大会を勝ち抜いたアッズーロ和歌山が出場する。3年ぶり3回目の全国大会へ向け、南方遥斗主将(楠見東小6年)は「チームの過去の最高成績はベスト16。それを超えるベスト8以上を目指します」と意気込んでいる。

 今年のアッズーロは、大きく2つの戦術を駆使する。1つは自分たちの陣地でボールを保持し、相手を誘い出したところで攻め込む戦術、もう1つは相手ゴールにより近いところでボールを受け、タメをつくりながら得点をねらう戦術だ。

 6月の県大会は紀北予選、決勝トーナメント準決勝、決勝の計5試合で23得点、5失点と危なげなく勝ち抜いた。中尾隼土監督は「サブメンバー中心で戦ったことで、レギュラー組との差が詰まり、結果として全体の底上げができた」とチームの成長に目を細める。

 全国大会は8月10日㊏~12日㊊、東京で開かれる。女子メンバーの森本琥海(こうみ)選手(新南小6年)は「自信のあるキープ力を生かし、仲間のゴールにつながるアシストを決められれば」とにっこり。大阪市から練習に通う田島優咲(ゆうさく)副主将(苅田北小6年)は「ゴールキーパーも攻撃に参加するパワープレー、前からどんどんボールを奪いに行くハイプレスも練習中。大会までに完璧にして臨みたい」と話している。

写真=8月の全国大会に向け意気込むメンバー

(ニュース和歌山/2019年7月27日更新)