星林高生が水軒堤防清掃

 江戸時代後期に築かれ、6月に国史跡になった水軒堤防(和歌山市西浜)がある公園を10月9日、星林高校生250人が清掃した。生徒会が昨年から実施するボランティア活動の一環で、2年の中尾伊吹会長は「学校の近くに国の史跡があることは誇らしい。きれいに保ち、守っていきたい」と意気込んでいた。

 生徒たちは、公園南端付近の遊歩道と松林の斜面を中心に約30分間、プラスチックゴミや空き缶、枯葉などを拾った。落ちた松葉をたい肥箱に集めていた2年の佐々木珠那さんは「小学生のとき、松を植える会に参加した思い出がある場所。また家族で来たい」と汗をぬぐった。

 清掃をサポートした和歌の浦自然・歴史・文化支援機構の渋谷高秀副理事長は「地域に関心を持ち、郷土愛を育むきっかけに」と話していた。

 

写真=協力して落ち葉を集める星林高生たち

(ニュース和歌山/2019年10月19日更新)