建築用木材の加工・販売を行う宮本工業(和歌山市西浜)の宮本次朗相談役(73)が5月20日、自伝『ジロー物語 ご縁とおかげの人生帖(ライフノート)』を出版した。

 28歳で社長を継ぎ、相談役に就任した2018年、72歳でブログを始め、会社の歴史や経営哲学、人との向き合い方などをつづってきた。

 ブログへの投稿をまとめた今回の自伝は4部構成。木造住宅の部材をあらかじめ工場で加工しておくプレカット技術に未来を見出し、全自動化、実用化に奮闘した日々や、親から学んだ「まず自分でやってみる」ことの大切さなどを描く。「今後は新型コロナの影響で、人の行動がつかみにくい世の中になるだろう。私の経験がだれかの助けになれば」と笑みをこぼす。

 A5判、114㌻。希望者は同社(073・444・5225)。

(ニュース和歌山/2020年6月20日更新)