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 活動停止から一転、ファンらの支援で今季の存続が決まったNBL(ナショナルバスケットボールリーグ)の和歌山トライアンズ。新生チームのホーム初戦が1月31日に和歌山市梅原のノーリツアリーナで行われ、観客685人が熱い声援を送りながら、選手と一緒に戦った。

 経営難を受け、選手10人のうち、5人が入れ替わったトライアンズ。新加入選手の和歌山入りが2日前と連携を合わせる時間がほとんどない中で試合を迎えた。西地区首位を独走するアイシンシーホース三河に64─93で敗れたものの、最後まで全力でプレーする選手に客席から惜しみない拍手が送られた。

 1月14日の存続決定から約半月。昨年までのような音楽を使った演出はなかったが、その分、観客が「レッツ・ゴー・トライアンズ!」の声援や手拍子、拍手で選手を鼓舞した。唯一の県出身、寺下太基選手は「生声だけだと静かになるかと思っていましたが、想像以上に皆さんの声が大きく、体育館に響いていた。僕らを力強く後押ししてくれました」。ケガで離脱中の川村卓也主将も「ファンの皆さんの気持ちが試合前から会場全体に伝わり、その気持ちが選手に乗り移って普段以上にハッスルしながらプレーしているのをベンチから感じました」と話していた。

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 試合中以外もファンは積極的にサポートした。資金面で支えようと手作りのさい銭箱型募金箱を設置したほか、チケットのもぎりや駐車場の案内を手伝った。また、支援してくれた全国の人にインターネット中継を通して感謝の気持ちを伝えるため、ハーフタイムには文字板を使ってメッセージを届けた。文字板を発案した男性ファンは「チームがあればこれだけの人が集まり、一つになれる瞬間ができる。全国の方の思いを受けてプレーする選手たちの気持ちがコートからひしひしと伝わってきました」と感慨深げだった。

 トライアンズは2月7日(土)午後6時半と2月8日(日)2時半から、ノーリツアリーナでリンク栃木ブレックスと対戦。チケットなど詳細はプロバスケットボール運営委員会(073・400・2715)。

写真上=声援を受けて戦うトライアンズの選手▽=ハーフタイムには存続を支援してくれた全国の皆さんに感謝の気持ちを伝えた

(ニュース和歌山2015年2月7日号掲載)