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 紀の国わかやま国体開会式の100日前を迎えた6月18日、和歌山市西浜の雑賀崎幼稚園の園児39人が手形を押して応援旗を作った。

 ポンポンを持ったマスコットキャラクターのきいちゃんが描かれた2㍍四方の布に、赤、青、緑、オレンジのインクを小さな手のひらにつけ、力強く押していった。

 園児たちはきいちゃんの白い体を汚さないよう気をつけながら仲良く交代し、カラフルに彩り完成させた。海に近い同園にちなみ、教諭が余白に魚のイラストを描き、「フレーフレー」とメッセージを添えた。

 年中の羽柴柚菜ちゃんは「赤い色で2回押した。きいちゃんが来てくれてうれしかった」と笑顔。服部始代(ともよ)教頭は「5月に国体の相撲選手が園を訪れてくれたこともあり、皆で頑張って〝大人の運動会〟を応援しようと、力を込めて押しました」。

 旗は山口幼稚園でも作成。いずれも7月1日(水)からJR和歌山駅前のわかちか広場で展示し、国体開催中は競技会場を巡回する予定。市国体総務課の田上友崇さんは「全国から訪れる選手に、園児たちのあたたかいエールでおもてなしします」と話していた。

(ニュース和歌山2015年6月27日号掲載)