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 桃や柿、いちじくなど多彩な地元の果物で紀の川市をアピールするフルーツ・ツーリズム研究会が11月7日(土)、「ぷるぷるフルーツ料理コンテスト」を初開催する。同研究会料理チームの井関結加リーダーは「スイーツ以外に、おかずや主食になるメニューなどあっと驚くレシピが出てくれば」と期待している。

 同市観光協会や住民ら160人で昨夏発足した研究会。このうち約60人が4チームに分かれ、収穫体験や果物がモチーフの手作り雑貨の教室などを開き、観光客誘致に取り組む。

 料理チームには、主婦、農家、飲食店の料理長ら20人が所属し、地元産果物を使った料理を考え、フルーツの楽しみ方を伝えている。これまでハッサクと鶏肉の鍋や、桃と生ハムのクリームパスタ、フルーツソースのかき氷を開発。パスタはサイクリングイベントで出したところ好評で、4つの飲食店が期間限定で提供した。

 コンテストは、紀の川市産の桃、柿、ハッサク、いちじく、キウイ、いちごから1種類以上を使うのがルールで、ジャムなど加工品も可。個人やグループで応募できる。書類審査後、11月7日の市制10周年記念式典で試食審査。最優秀賞に1万円相当、優秀賞に5000円相当の果物を贈る。

 井関リーダーは「受賞料理は、市内の飲食店で提供するほか、学校給食のメニューにしたい。普段、料理に親しんでいない子どもや男性も、柔らかい頭で応募して。果物の新境地をひらいてほしい」と呼びかけている。

 9月30日必着。詳細は同研究会(0736・77・0843)。

写真=人気を博したハッサクの鍋を作る料理チーム

(ニュース和歌山2015年8月26日号掲載)