1b 性犯罪やセクシュアルハラスメントなど女性への暴力根絶を訴えるため、和歌山市手平の県男女共同参画センターは11月25日(金)まで、パープルリボンツリーを設置している。来館者が暴力防止運動のシンボルカラーである紫色のリボンを木に飾り付け、メッセージボードにそれぞれの思いを書き込める。

 1994年にアメリカで始まった啓発運動。パープルリボンには「あなたはひとりではない」の意味が込められており、世界40ヵ国以上に広がっている。

 同センターでは、内閣府らが定める12日〜25日の「女性に対する暴力をなくす運動」週間に合わせ、今年初めてツリーを設置。開始3日で約50人が参加した。ボードには「暴力は何の解決にもならない」「カ〜っとしたら6秒数えて深呼吸」や、子どもが書いた「けんかせずになかよくして」といったメッセージがつづられる。黒松美幸主査は「パープルリボンと言えば女性への暴力防止と思ってもらえるぐらい和歌山で浸透させていきたい」と話している。

 同センター(073・435・5245)。

(ニュース和歌山2016年11月23日号掲載)