見て、ふれて、感じて環境保全について学ぶ体験型イベント「おもしろ環境まつり」が12月2日(土)、和歌山市手平のビッグウエーブで開かれる。和歌山県地球温暖化防止活動推進センター、和歌山大学などでつくる同まつり実行委主催。将来の社会を担う子どもたちに、五感を使って自然の大切さを実感してもらおうと初めて企画した。

 県内の環境保護団体や企業、団体などが36ブースを設ける。クイズやパネル展示で地球温暖化について学ぶコーナー、シーグラスや炭を使った工作、ペットボトルで雲や竜巻を発生させる体験、磁石を使ったアルミ缶とスチール缶選別の実演がある。県内の小学4〜6年が考えた2800枚に及ぶエコ活動のレポートも展示。野外では、自動車を天ぷらの廃油で走る天ぷらカーへ改造する実演、太陽の黒点の観察が楽しめる。

 会場のパーテーションには、不要になった障子やふすまを使用。実行委の臼井達也さんは「横向きに立てると腰ぐらいの高さになります。リサイクルだけでなく、子ども目線で会場の見通しが確保でき、開放感があります」と話す。使わなくなった携帯電話や小型家電も回収し、それらに含まれる金などを東京五輪のメダル製作に活用する。

 午前10時〜午後3時。わかやま環境ネットワーク(073・499・4734)。

写真=エコ工作にチャレンジしてみよう

(ニュース和歌山/2017年11月25日更新)