伝統工芸士 志賀啓二さんら功労賞

 和歌山市の文化向上に功績がある個人、団体を表彰する市文化表彰の2020年度受賞者が決まった。文化賞はロックバンド、ラルク・アン・シエルのヴォーカル、HYDEさん(52、写真)、文化功労賞に桐箪笥(たんす)の技を継ぐ伝統工芸士の志賀啓二さん(71)と、カナダの姉妹都市リッチモンドとの架け橋となるユズル・ジム・コジマさん(82)、文化奨励賞に児童文学作家の髙田友紀子さん(25)と山東まちづくり会が選ばれた。

 HYDEさんはラルク・アン・シエルの中心的存在として活動。全世界でも4000万枚のCDセールスを誇り、国内外で人気を集める。2019年には同市でソロコンサートを開き、和歌山市ふるさと観光大使第1号に就任。市の魅力発信にも役割を果たす。

 志賀さんはシガ木工6代目として江戸時代から続く技術を継承。箪笥製造技術は高い評価を受け、後進の育成にも力を入れる。コジマさんは国際柔道連盟の審判として6度、オリンピックに参加した国際人。市とリッチモンドとの交流に45年間、力を尽くしてきた。

 また、髙田さんは『はじめての うみ』など著作を発表。障害を抱える立場からバリアフリーの大切さを発信、偏見や差別をなくす活動も行う。山東まちづくり会は山東地区の活性化に取り組み、イベントも多数企画。マスコットキャラクターの「たけのこまん」は多くの人に愛されている。

(ニュース和歌山/2021年1月30日更新)