得津美惠子さん新作小説

 マナーコンサルタントで執筆活動も行う和歌山市の得津美惠子さんが4冊目となる小説『桜子』を2月15日、夢叶舎から発売した。初めてすべてのセリフを和歌山弁で書いており、「ずっと地元の方言で作品を書きたいと思っていた。読む人がより身近な物語だと感じてもらえたら」と願う。

 主な舞台は和歌山市。18歳の高校生、桜子を主人公に、大学受験や父親の死、親友の自殺など、紆余曲折を描いた。親から子への愛情、つらい時に力を貸し、必要な時に苦言を呈してくれる友人と、人とのつながりの大切さを表現した。

 「読みながら『桜子、がんばれ』と言いたくなったと、読者から感想をいただいた。母から桜子への最後のお祝いと愛情あふれる言葉に、一番伝えたい思いを込めました」と話す。

 A4判、111㌻。1650円。宮脇書店和歌山店、ツタヤウェイガーデンパーク店で販売。

写真=「執筆中に思わず涙があふれた」と得津さん

(ニュース和歌山/2021年2月27日更新)