新人・佐藤や中野が人気

 プロ野球開幕から1ヵ月。4月20日時点で首位を快走する阪神タイガースは、グッズの売り上げも好調だ。和歌山市七番丁のロイネット2階にあるタイガースショップ和歌山モンティグレ店では新人の佐藤輝明外野手、中野拓夢内野手らを中心に、品切れになる商品も。店長代理の平野幹子さんは「景気に関係なく、チームの調子が良ければ、お客さんが買いに来てくださいます。今年こそ巨人に勝ち越して優勝を」と期待を寄せる。

 店内にはレプリカユニフォームにキーホルダー、文具類と多彩な商品がずらり。昨年以降はマスク、ウェットティッシュなど新型コロナウイルス関連商品も並ぶ。

 全選手分があるのはフェイスタオル。投手陣を支える梅野隆太郎捕手、主砲の大山悠輔内野手を抑え、佐藤選手が一番人気だ。「3月だけで40本、1ヵ月でこれほど売れた選手は過去にいません。テレビ中継で客席が映ると、このタオルは目立ちますね」と平野さん。中野内野手や巨人から移籍してきた山本泰寛内野手、すでに4勝のジョー・ガンケル投手に、中継ぎで安定した投球を見せる小林慶祐投手と、活躍が目立つ選手の商品が売り切れになっている。

 中野、佐藤両選手のグッズを中心に購入した同市の森山清さんは「息子も中野選手のファンで、タオルを2本買いました。掛布雅之選手が活躍していたころは年に8回ほど甲子園に行っていましたが、まだ現地に足を運ぶのは難しい。グッズを手に家で応援します」と笑顔を見せていた。

 午前11時~午後7時。不定休。同店(073・432・2005)。

写真=佐藤選手のフェイスタオルはじめ、阪神グッズがところせましと並ぶ

(ニュース和歌山/2021年4月24日更新)