紀美野町の男性6人 リバートレッキング始動

 川へダイブし、ぷかぷか漂い、水辺の生き物と触れ合う──。自然体験を通じ紀美野町を盛り上げようと活動する「チーム2020」が7月、8月にリバートレッキングを開く。リーダーの前𡶡(まえさこ)邦彦さん(54)は「豊かな自然は町の財産。ラフティングや急流下りとは違い、トレッキングなら大人も子どもも安全です。川遊びを楽しみ、紀美野町を好きになって」と呼びかける。

 キャンプやハイキングなど様々な自然体験ができる同町だが、川を使ったレジャーはほぼなかった。貴志川を観光資源にと一昨年、ふるいちオートキャンプ場オーナーの前𡶡さんがまちづくり推進協議会で提案し、リバートレッキングを実施。手応えを感じ、昨年4月、UIターンした教員免許を持つ40〜50代男性3人でチームを立ち上げた。

 全国体験活動指導者認定委員会の自然体験活動指導者資格を取得し、秋にプレ開催。サポートメンバーを加えた6人で今夏、本格的に動き出す。

 リバートレッキングは、小学生を含むファミリーと、中学生以上のベーシックの2プラン。家族向けは川歩き、オイカワやカワムツなど仕掛けで捕った小魚を観賞するほか、サポートメンバーで昆虫に詳しい猪狩元気さん(27)と水生昆虫を観察する。ベーシックは約1㌔先の激流まで上り、高さ10㍍ほどの岩からダイブした後、川の流れに身を任せゆったり漂う。

 小学校や大学で講師をするメンバーの増山雄大さん(54)は「かつて紀美野の子どもは“カッパ”と呼ばれ、遊びながら危険を学んできた。今は川へ行かなくなり、親世代も川遊びの経験がなく、子どもにさせたくてもどこが危険か分からない、生き物が苦手と不安を抱える。僕ら世代が伝えることで、カッパを増産させられれば」。

 当日は和歌山大学観光学部の学生もスタッフに加わる。前𡶡さんは「人材育成も兼ねる。この町に愛着を持ち、将来、町のためにかかわってほしい。今後は川に限らず自然を活用した色んな遊びや体験を開発し、紹介したい」と意欲を見せる。

 7月25日㊐、31日㊏、8月7日㊏、15日㊐に実施。同町野中の農村総合センター集合。各回先着15人。ファミリーは一人3000円、ベーシックは同5000円。前𡶡さん(090・4900・1351)、事務局(team2020.kimino@gmail.com)。詳細は「team2020 kimino」HP

写真=「目指せ、カッパ増産計画!」とメンバー

(ニュース和歌山/2021年7月17日更新)