地域密着体験型イベント「黒江るるる」が11月7日㊐午前10時〜午後4時、海南市の黒江地区で開かれる。

 新型コロナウイルスの影響で紀州漆器まつりが中止になった昨年、漆器関係者らによる「黒江あるく・みる・つくるプロジェクト」が密にならないよう、予約制で初めて開いた。今年も漆器の魅力やものづくりの楽しさを伝える16の体験イベントを用意した。

 昨年に続き、紀州漆器の伝統工芸士、林克彦さんが指導する「箸(はし)もしくは手鏡作り」、漆芸家の伊藤恵さんが教える「根来寺根来塗の箸orスプーンの上塗り体験」などを実施。地元海南市の企業による「棕櫚(しゅろ)たわしについて知ろう! 作ってみよう!」「国産タンブリン作り、演奏レクチャー付き」(写真)もある。

 初企画は、黒江地区をめぐる謎解きゲームや、紀美野町のアンフィ合同会社スタッフから指導を受けながら、3Dプリンターで作った恐竜の模型に色塗りする教室など4つ。

 会場、時間、参加費は体験により異なる。申し込みは専用サイト(「パスマーケット 黒江るるる」)から。先着順。

(ニュース和歌山/2021年10月16日更新)