短編映画『smile』がフランス・ニース国際映画祭で最高賞に輝いた和歌山市出身の空下慎監督が10月19日、和歌山県庁を訪れ、仁坂吉伸知事に受賞を報告した。

 ハリウッドの映画監督にあこがれ、映画を撮り始めた空下さん。初めて手掛けた『桜が咲く頃 交わした約束は、』は2019年のマドリード国際映画祭で最優秀外国語短編映画賞に選ばれている。

 2作目となる『smile』は、ツイッターで人気を集めた漫画を実写化した。ゲーム内で実在の人物を再現できるようになった近未来を舞台に、1人の男子高生をめぐる女子高生2人の友情と愛憎を描く。撮影は昨年8月、市立和歌山高校を中心に、市内各地で行った。杉本彩さんや竹内力さんら俳優に混ざり、同校生徒も出演した。

 受賞を喜ぶ仁坂知事は「和歌山は欧米からの観光客比率が高い。空下さんの作品を見て、和歌山へ来る人が増えれば」と期待。空下監督は「生まれ育った和歌山にかかわりたくて、全編、和歌山市で撮影しました。今後も故郷に貢献していきたい」と抱負を語った。 

(ニュース和歌山/2021年10月30日更新)