和歌山市役所近くの城北(シロキタ)に

 和歌山城ホールが完成し注目度が高まる城の北側エリアに、新たな飲食スポットがお目見えした。和歌山市で飲食店を経営するタブローカル(奥畑公康代表)は12月10日、キッチンカーが営業できるスペース「シロキタキッチンパーク」を同市八番丁にオープンした。

 奥畑代表が所有するキッチンカーの駐車スペースを探していた際、この場所がコインパーキングになる計画があると知った。「周辺に市役所や多くの会社があり、昼に飲食店を探している人がいる。駐車場にするのはもったいない」。様々なキッチンカーが出店できるスペースにしようと発案し、9月末からクラウドファンディングで支援を募り、230万円以上集めた。

 1日からプレオープンしており、「会社員がほとんどかと思ったけど、近隣の大学生や家族連れも多い」と幅広い客層に手ごたえを感じる奥畑代表。今後はコーヒースタンドや沖縄料理店、焼きいも店などが並ぶ予定だ。「キッチンカーだけでなくテントもOK。飲食店の開業を考える人には経験の場として、お客さんには来ると新しい店が入っているワクワク感を楽しんでもらえたら」と考えている。

 詳細はインスタグラム「シロキタキッチンパーク」。

写真=雨の日も買いやすいよう、屋根を設けている

(ニュース和歌山/2021年12月11日更新)