地域交流拠点「ほんまち えんがわはうす」が3月26日、和歌山市北桶屋町の本町公園北側にオープンした。高齢化が進む街の活性化やにぎわいを生む活動の場とする。運営する小林修治さんは「縁側から生まれる多世代交流の拠点にしたい」と望んでいる。

 小林さんは2年前、空き家になった実家を改修し、家、学校や職場に続く第三の居場所をつくろうと、グループえんがわを立ち上げた。南隣にある和歌山信愛大学の学生や、まちづくり団体チームメイクスポットと修繕しながら、子ども食堂や七夕まつりを開催。昨年8月、空き家を活用した市の地域交流拠点等づくり事業に採択され、本格的にリフォームした。

 道路側の庭に面した縁側から続く和室2室のほか、19畳の土間がある。お披露目当日は訪れた人たちが寄席やバルーンアート、縁側でのおしゃべりを楽しんだ。今後は、イベントや同大ゼミでの利用などを予定。小林さんは「寺子屋のように、日替わり、月替わりでイベントや教室の時間割を作り、ここに行けば何かやってる、だれかがいる形にするのが目標」と話している。

 小林さん(090・7100・2316)。

(ニュース和歌山/2022年4月9日更新)