庭園と修験道をテーマに、和歌山県は2冊のパンフレットを発行した。

 一つは「わかやま庭園回遊」。和歌山市の和歌山城西之丸庭園や養翠園、番所庭園、岩出市の根来寺庭園、紀の川市の粉河寺庭園を中心に、食や体験を取り入れた観光コースを紹介する。「わかやま庭園文化と歴史回遊」のストーリーが4月27日、国土交通省のガーデンツーリズム登録制度に認定されており、県観光交流課は「紀州徳川家や高野山とゆかりのある紀の川沿いには豊かな庭園文化がある。これを機に、多くの人に足を運んでもらいたい」と話す。

 もう一つは2020年、日本遺産に認定された葛城修験の総合パンフレット。「『祈り』を見つめる再発見の旅」をテーマに、93の構成文化財と周辺のスポットを市町村別にまとめたほか、役行者の物語や基礎知識を掲載する。なお、登山地図GPSアプリYAMAPと連携したデジタルスタンプラリーを実施中。

 いずれも県庁や市町村役場で配布。「わかやま観光」HPでダウンロード可。

(ニュース和歌山/2022年6月11日更新)