地域の産品を使った料理で活性化をと、和歌山市と飲食店情報サイトのぐるなびが、地元店のコース料理食事券を返礼品とするふるさと納税を14日に始めた。同社が運営する取り寄せサイト「ぐるすぐり」で取り扱う。

 参加店は、昨年発行の『ミシュランガイド京都・大阪+和歌山2022』で二つ星に掲載された鮨義心、一つ星の恵比寿など11店で、今後増やしていく。飲食するだけでなく、店のシェフと雑賀崎漁港で魚介類を仕入れ、その食材を使ったコース料理を味わう体験型もある。

発表会では熊野牛や足赤エビなどを使った料理が並んだ

 ぐるなび食と観光企画部部長で、同市移住定住戦略課に出向中の西原史郎さんは「和歌山市は地元でとれるマダイや足赤エビ、しらすに加え、フルーツや熊野牛など県内の様々な食材が集まる美食の宝庫。この魅力を全国へ発信し、市外から観光に来てもらえるようなアプローチになれば」と熱を込めていた。

 

(ニュース和歌山/2022年6月25日更新)