11月13日 高校生団体が企画

 進路に悩む中高生に向けたイベント「夢を現実に 現役大学生との交流」が11月13日㊐午後1時、和歌山市美園町のTラボで開かれる。主催するのは、同市の高校2年生でつくる団体Color Full(カラフル)。メンバーの藤浪賢太郎さんは「私たちも迷っている時期です。大学とはどんなものか、どんな学部があるのか、受験時代の勉強法などは現役大学生から聴くのが一番だと思いました。進路決定に役立ててほしい」と呼びかける。

イベントに向けて会議を重ねるメンバーたち

 1年前、高校生4人が、同じ高校生の悩みに寄り添おうと「Color Full相談所」をインターネット上に立ち上げた。これを母体にした学生団体で、現在は12人が所属。相談への対応のほか、子ども向けの教育絵本作りに取り組んでいる。

 今回のイベントは、メンバーの一人、柏木諒太郎さんが発案した。「自分たちも高2になり、大学進学を真剣に意識し始め、情報をどう集めるか考える中、現役大学生から生の声を聴く機会がなかなかない。それならば…と企画しました」

 当日は和歌山県立医科大学医学部、大阪大学基礎工学部、神戸大学経営学部の現役生3人がそれぞれ話した後、質疑応答の時間を設ける。メンバーの平野麻琴さんは「まだ受験を見据えておらず、『今、何をしたいか分からない』という人でも、保護者でもいい。受験への動機付けにしてもらえれば」と願う。

 無料。申し込みはインスタグラム「@color_full000」からダイレクトメールで氏名と、学生は学校名を送る。先着40人。

(ニュース和歌山/2022年10月29日更新)