フリーマガジン完成

 紀の川市の歴史をひもとく新たなフリーマガジン『紀の川人(きのかわじん)』が1日に発行された(写真)。同市と、月刊誌『歴史人』を出版するABCアークが共同で制作した。

 打田町、貴志川町など5町が合併し、2005年に誕生した同市。名前の由来となった紀の川流域の歴史を、歴史学者が解説した。

 「紀の川市は、日本が誇る『仏教の一大集約地』だった」では、高野山開創以前の飛鳥時代に建てられた最上寺や北山寺、奈良時代にできた紀伊国分寺を解説。焼失したと伝わる紀伊国分寺の七重の塔をCGで再現した。

 このほか、多数残る南北朝時代の古戦場跡、築城の名人とされる戦国武将、藤堂高虎が最初に築いた城、徳川吉宗が過ごした避暑地などについて掲載している。

 A4判、20㌻。道の駅青洲の里、同市地域創生課で配布。同課(0736・77・2511)。

(ニュース和歌山/2023年2月25日更新)