2チーム和歌山県大会優勝は初

 紀の川市を拠点とする学童野球の西貴志ドリームズが7月の、安楽川・貴志川ウインズ合同チームが8月の県大会でそれぞれ優勝、近畿大会出場を決めた。同一年度に同市2チームが県大会を制するのは初めて。近畿大会は、西貴志が9月、安楽川・貴志川が10月で、両チームとも「まず1勝」と意気込んでいる。

西貴志ドリームズ

 和歌山県学童選手権大会で頂点に立った西貴志は、2回戦ですさみに逆転した後、継投で逃げ切り、準決勝も御坊に先制されながら連打で追いつき、抽選で勝ち上がった。決勝は、今福吹上・砂山合同に追い上げられ最終回に同点とされたが、タイブレーク2イニング目で逆転勝ちした。

 南村浩二監督は「試合を重ねるうち粘りが出てきた」と讃え、中西龍希主将は「守備が課題ですが、近畿では最初の試合を勝ちます」ときっぱり。

 

安楽川・貴志川ウインズ合同チーム

 一方、8月の学童軟式野球大会を勝ち抜いた安楽川・貴志川合同チームも2回戦ですさみに逆転勝ちして勢いがつき、準決勝の巽には先制されながら、4回に打者一巡で5点を奪い試合を決めた。

 決勝は、3回表、鮎川龍神あいづに勝ち越されながら直後に逆転。ピンチはダブルプレーでしのぎ、逃げ切った。

 監督代行を務めた更家純コーチは「決勝は守備で勝ったようなもの。打席では最初のストライクから振ろう」と指導しており、平原絢心主将は「気持ちがこもり、勢いで勝ちました。上がっている打力を維持していきたい」と力を込めた。

(ニュース和歌山/2023年8月26日更新)