おのみなと幼稚園で〝解体ショー〟

 食育に力を入れる和歌山市道場町のおのみなと幼稚園が8月25日、「お魚解体ショー」を行った。大漁旗が一面に飾られ潮の香りがする部屋で、4~5歳児50人がサバやタイ、イカなどをさばく様子を見つめた。

大きなイカにくぎ付けになる園児

 普段、子どもたちが目にするのは、焼き魚や天ぷら、刺身など。同園栄養士の中野節子さんが「魚は生き物で、骨や内臓、血があることを知ってほしい」と企画した。仲卸業の丸幸が、魚によってうろこを取る音が違うことを聞かせたり、イカの墨袋を破って真っ黒な墨を見せたり。園児らは興味津々でイカの耳に触れ、頭に歯があることに驚く子も。最後は、さばきたての魚の唐揚げを味わった。

イカの耳と骨、墨袋を立ち上がりのぞき込む

 松本ゆずさんは「魚の目がまんまるしていた」、山田基稀(もとき)くんは「家で食べる魚より、今日食べたものの方がおいしかった」と顔を輝かせていた。

 

 小西美有紀教頭は「魚をさばいた後、焼いたり揚げたりして、食べ物へと形が変わっていくのを見て、命を頂くことへ感謝の気持ちを育んでほしい」と語った。

(ニュース和歌山/2023年9月9日更新)