刺田比古神社 特別御朱印作成

 1月に発生した能登半島地震の被災者支援にと、和歌山市片岡町の刺田比古神社が2月1日から、特別御朱印のお授けを始めている。

 奈良時代の歌人、大伴家持が能登の美しさを詠んだ万葉集の歌に、和歌山市の小学6年生の女児が能登の海岸を描いた絵を添えた。七尾市にある海岸が地震の影響で様変わりしてしまったことから、「元の姿を思い出すために」と、被災地からも問い合わせが届いている。

 同神社の岡本和宜禰宜は「普段、御朱印は多くても月に50体ほどですが、2月は80体に上りました。長く支援できるよう、少なくとも1年間は活動を続けます」と話している。

 奉納料500円で収益は全額被災地へ寄付する。郵送も受け付け中。詳しくは同神社(073・422・6576)、またはSNS。

(左)「万葉集に詠まれた歌を見て、地震で被害を受けた地域に思いをはせてほしい」と岡本禰宜 (右)大伴家持の歌が書かれた御朱印

(ニュース和歌山/2024年3月2日更新)