和歌山県交通安全協会 元気な通学願う

 和歌山県交通安全協会は3月1日、県内の小学校に入学する新1年生に黄色いランドセルカバーをプレゼントした。

 1960年から毎年実施しており、今年は6600人が対象。「こうつうあんぜん」の文字と、旗を持って横断歩道を歩くパンダが描かれ、反射材もついている。

 贈呈式で西川敏秋同協会専務理事は「子どもたちを交通事故から守るのは社会全体の責務。元気に安全に通学してほしいという願いを込めています」と挨拶。県学校教育局教育支援課の西川展子副課長は「地域や警察などと連携し、通学路の安全確保に取り組みたい」と話した。この後、新1年生6人のランドセルに西川専務理事らがカバーを装着した(写真)。

 砂山小学校に入学する那須凜歌さんは「パンダがかわいくてうれしい。学校が楽しみ」と気に入った様子。母親の茉莉さんは「今まで一人で外を歩くことがなかったので通学が心配でしたが、式典の最後に横断歩道の渡り方を練習できたので良かった」と安心した笑みを浮かべていた。

(ニュース和歌山/2024年3月16日更新)