家族連れや小規模婚に対応

 大阪・関西万博を見据え、ダイワロイネットホテル和歌山が4月19日、リニューアルオープンした。

 来年開業20周年の同ホテル。和歌山城を間近にのぞむロケーションが人気で、毎年8万5000人が利用する。

 今回は、客室の壁紙などを明るい色調に刷新。主流のビジネス客だけでなく、家族連れや外国人客がゆったり過ごせる4人部屋を新設した。長期滞在者向けの部屋には、洗濯乾燥機や電子レンジなどを備え、要望の多かった個別空調を全客室に備えた。

既存の2部屋をつなげた4人用の客室

 また、近年需要が増えている少人数婚にも対応し、婚礼施設も見直した。チャペルは、大理石風のバージンロードや透明なイスで清らかさを演出。写真映えスポットや落ち着いて歓談できる庭園を設け、フォトウエディングや家族婚のニーズに応じる。4月から、愛犬も結婚式に参列できるサービスを開始しており、すでに予約が入っている。タイプの異なる大小二つの披露宴会場も生まれ変わった。

レストランから和歌山城を望む

 このほか、直営レストランのサンクシェールは床を張り替え、高級感をもたせながらカジュアルな雰囲気に一新。窓から和歌山城を眺めながら食事を楽しめる。

 宿泊、婚礼とも1・2倍の利用を目指す。近山仁総支配人は「さまざまなお客様のご要望にお応えしました。ぜひよい時間を楽しんでいただきたい」と話している。

 20階建て、219部屋。同ホテル(073・435・0055)。

(ニュース和歌山/2024年4月27日更新)