4月14日にげんきの森で調査していると、虫の幼虫を発見! 成虫に似た形で1㌢ほどの大きさ(写真)。これはだれの子ども??

 調査隊講師の古山暁さん(森と水の源流館・奈良県川上村)によると、枝に似たナナフシの幼虫は触覚が長ければエダナナフシ、短ければナナフシモドキ。キリギリス類の幼虫は、背中の茶色い筋が1本ならヤブキリ、2本ならキリギリスです。ヤブキリは樹の上や藪などに、キリギリスは草はらにいます。そういえば7月半ばころ、この森でヤブキリがシリシリと鳴くのを聞いたことがあります。この幼虫もこれから脱皮を繰り返し、2ヵ月ほどでおとなへと成長します。

 これからの時期、様々な昆虫の幼虫を目にするようになります。「だれ?」なのか、おとなとどう違うのか、調べてみましょう。飼って成長を観察するのもいいですね。

写真=成虫に似ているけれど…

(ニュース和歌山/2019年5月22日更新)

 

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