来年開かれる東京オリンピックで正式種目になったスポーツクライミング。このスポーツを楽しめるジムがここ数年で続々とでき、教室に通う小学生もいます。岩出市備前のアップクライミングジムでは、1〜6年生28人が楽しんでトレーニングしています。

どんな競技?

 スポーツクライミングは、壁についたホールドという石のようなものをつかみ、決められたコースを登る競技。ボルダリング、リード、スピードの3種類あります。

 腕だけでなく、肩や足など全身の筋肉を使い、次はどのホールドに足をのせ、どれをつかむかなど、考えながら登るため、頭も使います。中央小4年の森慶太くんは「自分で考えて工夫しながら登るのは難しいけど、学校にはこんな遊具はないから楽しい」と話します。

 ボルダリングは特別な道具は使わず、動きやすい服であればだれでも始められます。山崎小6年の白川友晴くんは「高いところに登るのが好きで、4年生から習っています。難しいコースに挑戦してゴールできた時に達成感があります」。

 

勇気を出して

 指導する野村武志さんは「オリンピックの正式種目に決まったので、これから盛り上がっていくスポーツだと思います。高いところが苦手な子もいますが、勇気を出して少しずつ登り、ゴールすると、最後は喜んでくれていますね」。

 注目のスポーツクライミング。みんな遊ぶように練習しています。スポーツの秋、みなさんも体験したことのない競技に挑戦しませんか。

写真=全身を使って壁を登ります
それぞれ思い思いに練習します

 

スポーツクライミング3種目

ボルダリング…高さ5㍍以下のコースを時間内にいくつ登れるかを競います。
スピード…10〜15㍍の壁を、どれだけ速く登れるか競争します。
リード…ロープで体を支え、12㍍以上の壁をどこまで高く登るかで争います。

(ニュース和歌山/2019年9月11日更新)