和歌山大学附属小3年生 かんなさんの質問

秋に見たシカに模様がないのはなぜ?

 3年B組の子どもたちが、好きな動物を選んで和歌山城公園動物園で観察しました。ニホンジカの模様を観察したかんなさんは、「どうして体がまっ茶色なの?」と思いました。

 ニホンジカは春から夏、体に白いはん点模様がありますが、秋から冬にはなくなります。かんなさんは、季節による毛の長さと模様の関係を考えました。

 私たちの髪の毛と同じで、動物の毛は生え変わります。シカの模様は白い毛と茶色の毛の生え方によるものです。ニホンジカは日本の気候にあった子育てや生活をします。野生のシカがくらす日本の山は、春から夏にかけ、植物に覆われ、明るい太陽の光があたります。秋から冬には草や葉が枯れた景色になります。

 シカの姿、模様は自然の中でどう見えるでしょうか? 季節による模様や毛の長さの違いを、他の動物でも探してみてください。

写真=和歌山城公園動物園のニホンジカ(2009年12月24日撮影)

(ニュース和歌山/2019年12月11日更新)