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 南海電鉄の特急サザン(和歌山市・和歌山港駅〜なんば)に期間限定の車両「妖怪ウォッチ号」が登場しました。ゆかいな妖怪と会える楽しい電車です。6月13日(土)からは昔の南海のシンボルカラーである緑色の特急サザンも走り出します。

「妖怪ウォッチ号」登場

 アニメ、ゲームで人気の「妖怪ウォッチ」のキャラクターをあしらった「妖怪ウォッチ号」は4月に登場しました。6月28日(日)まで、沿線のみさき公園(大阪府岬町)で開かれているイベント「出現!妖怪ウォッチランド」のPRの一環です。

 10000系特急サザンの5編成のうちの1編成で、座席指定の4車両にめいっぱい大きくキャラクターが描かれています。南海電鉄はこれまでもラッピング車を走らせたことがありますが、指定席車両4両までのものは初めてです。

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 ネコの地縛霊「ジバニャン」はじめ、幽霊のような「ウィスパー」、神社から家出した狛犬の妖怪「コマさん」「コマじろう」と1車両に1体が描かれ、町中でも目をひいています。

 指定席のカバーにもキャラクターが多数デザインされ、車内を歩けば、運転席近くに「一旦ゴメン」、トイレ近くにはおしっこをしたくさせる「モレゾウ」(写真 このページ一番中)と妖怪たちに出会えます。

 南海電鉄広報担当は「家族で乗りにきて頂いたり、電車と写真撮影したりと人気です。大胆でカラフルなデザインが受けているようです」。

 運行は6月28日まで。運行時間は南海電鉄HPで確認してください。

復活 南海のシンボルカラー

 また6月13日から、特急サザンの1編成をかつてのシンボルカラーの緑色にぬって走らせます。今年創業130周年を迎え、今年の秋に7000系(写真 このページ一番下)が運行を終える記念です。

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 1963年から運行している7000系は濃淡2色の緑、85年に運行を始めた10000系は黄緑地に緑のラインと、90年代まで緑は南海のシンボルカラーでした。

 緑のサザンは10000系4両、7000系4両をつなぎ、7000系は9月末までの運行です。「南海といえば緑と沿線の人気も高い」と同社。おじいちゃん、おばあちゃんなら昔の電車を知っているかも。思い出を聞いてみましょう。

 模型など記念グッズも同時に売り出します。詳しくは南海テレホンセンター(06・6643・1005)。

(ニュース和歌山2015年6月10日号掲載)