水族館がある人気施設、海南市船尾の和歌山県立自然博物館では、毎月、新しい問題に挑戦できる「月刊クイズで楽しむ自然博物館」が行われています。問題を解くヒントを探しながら、生き物たちを観察してみませんか?
挑戦者 毎月200人
「月刊クイズで楽しむ自然博物館」は、飼育している生き物たちのほか、展示している標本や化石などをしっかり見てもらいたいと、2009年にスタートしました。
申し込みはいらず、入り口近くに置いてある問題用紙とペンを持って回るだけ。問題は1ヵ月ごとに変わります。挑戦者は毎月、約200人。全問正解者の中から抽選で5人に賞品を贈ります。その賞品も月替わりで、タヌキの足跡の標本、カモシカの角の模型などユニークです。
水槽の水 何㌧?
これまでどんな問題が出たんでしょうか? クイズを作っている佐々木歩学芸員に教えてもらいました。
【問1】自然博物館で一番大きな水槽「黒潮の海」には、どれぐらいの水が入っている?
㋐150㌧
㋑300㌧
㋒450㌧
【問2】ウシエビはなぜ名前に「牛」がつく?
㋐クルマエビ科で一番大きいから
㋑捕まえると「モー」と鳴くから
㋒頭に牛のような角が生えているから
【問3】ナウマンゾウのキバはどの歯にあたる?
㋐犬歯(けんし:肉を切り裂くための、先のとがった歯)
㋑切歯(せっし:食べ物をかみ切るための前歯)
㋒臼歯(きゅうし:食べ物をかみくだいて、すりつぶす歯)
答
【問1】㋒450㌧(25㍍プール2杯分ぐらいの量です)
【問2】㋐クルマエビ科で一番大きいから(大きいもので30㌢以上になります)
【問3】㋑切歯(自然博物館に展示している歯の化石は和歌山市加太にある友ヶ島近くの海底で見つかったもので、長さ120㌢です)
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自然博物館(073・483・1777)。
(ニュース和歌山/2021年2月13日更新)