7月、8月に東京で開かれるオリンピック。世界中の選手が競い合うこの大会で、これまでに活躍した和歌山ゆかりの選手たちを紹介しているのが、和歌山市本町のフォルテワジマ3階にある「わかやまスポーツ伝承館」です。

写真=展示品は貴重なものばかり

 

お宝ズラリ

湯元進一選手が使った靴

 使い込まれた柔道着や光り輝くトロフィー。スポーツ伝承館には、選手たちにまつわるお宝が展示されています。

 例えば、1936年に開催されたベルリン五輪で、日本人女性初の金メダリストになった水泳の前畑秀子選手(橋本市出身)。大会で着た水着やサインが並びます。

 2012年のロンドン五輪・レスリングに双子でそろって出場したのは湯元健一選手と進一選手(和歌山市出身)。2人が着たのと同じ日本代表のユニフォームや、実際に使った靴もあります。

 

本物のメダル

重さを感じてみては?

 毎週土曜と日曜は本物のオリンピックメダルに触れられます。1964年の東京五輪で、女子バレーボール代表、宮本恵美子選手(和歌山市出身)が獲得した金メダルや、ロンドン五輪・体操男子団体で田中佑典選手(和歌山市出身)が取った銀メダルなどです。

 

 江川哲二館長は「本物を手にとり、『自分もメダルをもらえるような選手になりたい』と夢を大きくふくらませてほしい」と話しています。

 スポーツ伝承館(073・423・2215)。

(ニュース和歌山/2021年3月13日更新)