皆さん、家で料理はしますか? 和歌山市宇須の子ども料理教室「結─むすびきっちん」では、調理師や野菜ソムリエなどの資格を持つ柴友加里(しば ゆかり)さんが料理の楽しさを伝えています。

 

季節に合わせて

 「包丁を使う時、左手は指を切らないように猫の手で」「酢のものは真ん中を高く盛り付けるとおいしそうに見えるよ」──。柴さんの説明を聞きながら、手際よく料理していく子どもたち。「おいしそうなにおいがしてきた!」。教室はにぎやかです。

 むすびきっちんは2015年に開始。初級、中級、上級、さらに上のアドバンスと、4クラスあります。2月は巻きずし、12月はお菓子の家など季節にちなんだものを作るほか、最近はあげパン、フライビーンズといった給食で人気のメニューも取り入れています。

 

食べる物に関心を

 現在、会員は5歳〜中学生の約50人で、大阪から通う子もいます。高松小4年の石川遥萌(いしかわ はるも)さんは「お気に入りは、つぶしたゆで卵とマヨネーズの細巻き!」。高松小5年の田尻灯里(たじり あかり)さんは「特においしかったのが、パインとコーンのピザ。あと、にぼしで出汁を取ったみそ汁も」と笑顔です。

 柴さんは「料理ができたとき、みんな本当にいい顔を見せてくれます。子どもたちは今、一生使う体を作る大事な時期。食べる物に関心を持ってくれたらうれしいですね」と願っています。

写真=石川さん(左)と田尻さん。この日はあげパン、酢のもの、シュワシュワゼリーを作りました

 

柴先生おすすめ! 簡単 にんじんごはん

材料
お米………2合
にんじん…2分の1(小なら1本)
細かい粒のコンソメ ……小さじ2

作り方

①炊飯器にお米とお水を入れる。お水は「2」の 目盛りより、ちょっと少なめに。

②皮ごとすりおろしたにんじんと、コンソメを入れて、ひと混ぜする。

③炊飯器のスイッチを入れて、後は待つだけ!

 

《結─むすびきっちん》

 和歌山市宇須2─1─6。月2回で5000円、1回で3000円、体験は2500円(いずれも材料費込み)。詳しくは「結─むすびきっちん」。

(ニュース和歌山/2021年5月8日更新)