コインを入れてレバーを回すと、おもちゃや小物などが入ったカプセルが出てくるガチャガチャ。皆さんが住んでいる〝和歌山〟が詰まった機械もあるんですよ。

 

電車内に10台

猫駅長やユニーク車両シリーズが当たる機械も

 

 和歌山電鐵貴志川線で昨年12月に走り始めた新しい車両「たま電車ミュージアム号」には、10台が並びます。  
 

 このうちの一つが、貴志川線沿いにある神社や寺のキーホルダーです。「元々、貴志川線がつくられた目的の一つが、日前宮、竈山神社、伊太祁曽神社をお参りする三社参りのためだったんですよ」と和歌山電鐵の竹添善文さん。キーホルダーはこの3つの神社を含めて10種類あります。

 

 

 

 

 

 

 

博物館にも

 

翼を広げた鳥形や、人の顔が2つある物など、全国的にめずらしいはにわのバッジも

 ガチャガチャが置かれている博物館もあります。和歌山市岩橋の紀伊風土記の丘では、昔の王様たちの墓である古墳に飾られたはにわや、首飾りに使われたまが玉などの写真入り缶バッジが当たります。

 

 

 

 

 

左から、スピノサウルス、メガロドン、モササウルスの歯の化石型マグネット

 

 海南市船尾の自然博物館には、自然博物館友の会が設置した6台があります。このうち、和歌山県内で見つかった歯の化石型マグネットは、多い月には150個が売れる人気ぶり。和歌山の様々な生き物をテーマにした缶バッジも豊富で、揖善継学芸員は「ガチャガチャを通して、博物館を身近に感じてほしいですね」と話しています。 

 

 

 

(ニュース和歌山/2022年2月12日更新)