20日㊍〜8月31日㊍、和歌山市湊本町の市民図書館。同市出身の児童文学作家で、ニュース和歌山正月号企画「干支が主役の創作童話コンクール」の審査員を務める嘉成さんは、2013年に『星空点呼 折りたたみ傘を探して』、16年に『セカイヲカエル』を朝日小学生新聞で連載した。今回はその連載を彩ったイラストレーター、柴田純与さんと小倉マユコさんの挿絵全177点を展示。昨秋発表した3作目『流れ星キャンプ』のイラスト担当、宮尾和孝さんの原画1点も並ぶ。午前10時〜午後5時半。

 期間中の7月29日㊏午後2時、嘉成さんの講演会「今伝えたい『夢』の叶え方」がある。小学校高学年以上対象。無料。当日先着70人。嘉成さんは「全ての作品の舞台は生まれ育った和歌山市です。今は大阪市在住ですが、いつも故郷を思って創作活動にいそしんでいます。創作方法と絡めながら、かつて子どもだった大人にもワクワクしてもらえる講演にしたい」と話している。

 なお、挿絵展と同期間、嘉成さんが「私を強くしてくれた本」を基準に選んだ児童書と一般書約80冊を特集展示。金曜と8月10日㊍、16日㊌は休館(11日㊎は開館)。同館(073・432・0010)。