3月7日㊐まで、和歌山市吹上の和歌山県立博物館。
 信仰の山として知られる聖地、高野山は戦国時代、訪れたポルトガル人宣教師には「大学」とも捉えられていた。弘法大師や信仰にかかわる資料はじめ、僧侶が学んだ仏の教えについて記した経典、書物が膨大に残されている。
 今展では同大図書館が所蔵する約10万点から国重要文化財の奈良時代の写経「蘇悉地羯羅経(そしつじからきょう)」、胎蔵界の密教における伝授の儀礼の次第を記した宇多法皇の草稿「胎蔵秘密略大軌(たいぞうひみつりゃくだいき)」など57点を展示。午前9時半〜午後5時。
 280円、大学生170円、高校生以下と65歳以上無料。2月7日㊐と3月7日㊐は無料。㊊休み。同館(073・436・8670)。
 写真=「高野山記」

(ニュース和歌山/2021年2月6日更新)