1月29日㊏~3月6日㊐、和歌山市吹上の和歌山県立博物館。仏像、神像は災害時に避難や救出の対象となり、経年劣化で傷んだり壊れたりしても修復を重ねながら数百年、千年の時を超えて地域で受け継がれてきた。今展では地域で守り継がれる仏像と、近年、換金目的などで増えている盗難被害にあった仏像、また、和歌山工業高校と和歌山大学が連携して3Dプリンターで製作したレプリカの「お身代わり仏像」を活用した保護の取り組みを紹介する。十一面観音立像(西山観音堂・紀の川市指定文化財、写真)はじめ、熊野権現本地仏坐像など81点。午前9時半~午後5時。㊊休み。280円、大学生170円、高校生以下と65歳以上無料。同館(073・436・8670)。

(ニュース和歌山/2022年1月22日更新)