11月6日㊐まで、和歌山市吹上の和歌山県立近代美術館。80年以上、日本画を研究し、戦前戦後の絵画に大きな足跡を残して昨年3月に100歳で亡くなった田辺市出身の日本画家、稗田一穗を偲ぶ。鳥をモチーフに素朴で力強い作品を多く描き、60歳からは故郷、和歌山の熊野の風景や、長く住んだ東京の成城の町をテーマに制作。今展ではアトリエに残されたスケッチブックを合わせて紹介し、画業全体や創作過程をたどる。午前9時半~午後5時。㊗除く㊊休み。800円、大学生500円、高校生以下と65歳以上無料。同館(073・436・8690)。

写真=「かんむりづる」

(ニュース和歌山/2022年9月17日更新)