空の妖怪
出没地域:和歌山県全域
怖さ:3

 雷とともに地上へ降り立ち、雲に乗って空を飛び回ったり、雷と共に地上に落ちて樹木を裂いたりと、 人に害をなす妖獣として、日本全国に伝わる。容姿は狼、狸、鼬に似ているとされ、江戸時代にはそのミイラが見世物として人気を博したが、ほとんどが穴熊だったとの記述もある。また、習性が共通することから、正体はハクビシンともいわれている。和歌山市にある慈光圓福院には雷獣のミイラが安置されている。その姿はハクビシンでも穴熊でもなさそうだが、いったい正体は何なのだろうか?
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 妖怪をこよなく愛する和歌山市の漫画家、マエオカテツヤさんが毎週土曜日、妖しの世界に誘います。

(ニュース和歌山/2017年10月7日更新)