里の妖怪 出没地域:かつらぎ町 怖さ:0

yukinbo かつらぎ町では降雪の翌朝、木の下や雪の上に円形の窪みがあると、前の晩に子どものような妖怪、雪坊が一本足で飛び歩いたためだと語り継がれている。一方、紀南地域では、同じような現象を「一本ダタラ」や「かしゃんぼ」のしわざだとされる。同じ和歌山でも、ところ変われば妖怪も変わる摩訶不思議。この3つが同じ妖怪だとする説もあるが、同じ地域に似た伝説が重なると、妖怪譚も混同して伝わるからなのだろう。

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妖怪をこよなく愛する和歌山市の漫画家、マエオカテツヤさんが毎週土曜日、妖しの世界に誘います。

(ニュース和歌山2016年12月24号掲載)